top of page

「コスパ」「タイパ(タムパ)」至上主義で『家畜化』と、京大院・藤井聡 教授



【政治・社会報道】 TOKYO MX(代取:後藤亘・伊達寛)は、令和五年七月八日に番組「東京ホンマもん教室」にて『“家畜化”する日本の総理~コスパ主義者の成れの果て~』を配信した。


番組内にて「京大院」藤井聡(戊申)教授が、現在の若者・若手を中心とする「コスパ」「タイパ(タムパ)」至上主義に対して警鐘を鳴らした。


その成れの果ては自己の『家畜化(奴隷化)』であり、「日本の総理大臣こそ、(米国の)家畜中の家畜である。」と断じた。




<家畜人間とは何か?>

 藤井教授は、動物行動学者・上野吉一(庚子)による家畜人間の定義を紹介した。


  • 野生:サバイバルの為に、環境に対応し続ける(=思考し続ける人間)

  • 家畜:飼い慣らされた安定的環境で、凡ゆる判断を停止する。但し、無論最後は屠殺(=思考停止した人間)


前者はリスクテイクが積極的。後者はリスク回避に必死。どんな野生動物でも、家畜小屋に居続けると家畜動物になると上野の論。藤井教授は屠殺につき、「(ホルスタイン等が)乳を吸われるだけ、吸われまくって、後は捨てられる。」と例えた。


人間を家畜化しようとする者は、「(対象の)思考を奪う訳ですよね。」と言う。




家畜人間とコスパ至上主義


 「経営者でコスパを考えないのは馬鹿ですからね。問題は“至上主義”の所ですよね。(コスパ)ばっかり考えると、大事な物を全部ゴミ箱に捨ててしまう。」と、コスパ自体が悪い訳ではない点を強調。


藤井教授は、対米戦の激戦区フィリピンへ送られた小説家・大岡昇平(己酉)の「俘虜記」を挙げた。昭和二十三年の、この小説では大岡自身の米軍捕虜の経験を踏まえ、以下を描写していると藤井教授は述べた。


戦後日本全体が、アメリカの捕虜収容所である

言わんとする事は、「要するに、家畜として日本人が米国に飼い慣らされている。という状況があるからこそ、コスパ至上主義になっている。」と。家畜であるが故に、コスパ至上主義に陥る。




<米国の家畜人間と化した総理>


 裏付けは、動物行動学者・上野吉一(庚子)の論考「コスパ・タイパの追及が齎す自己家畜化状態/表現者クライテリオン七月号」。農学士・文学修士・理学博士。自ら家畜化する為、捕虜収容所へ入り、コスパ至上主義に陥る。


本物の家畜は、自分自身の事を家畜と気が付かない。併せて、歴代総理の自己家畜化現象として以下の三名を挙げた。


  1. 吉田茂(戊寅):吉田ドクトリン⇒日本は安保は米国に

  2. 中曾根康弘(戊午):不沈空母⇒日本領土が米国を守る

  3. 小泉純一郎(壬午):年次改革要望書⇒構造改革による米国への切り売り=新自由主義



コスパ至上主義者の間違い

 コスパにつき、学術的にも論じた。コスパの成果は“利益(パフォーマンス)”。その利益は多面的であるにも関わらず、一元評価しているので、結果的に大損していると。それはデイトレーダが富裕層に成れないに等しい。


他方、正確な予測は基本的に不可能にも関わらず、取り合えずの(感覚的な)予測から行動するので、結果的に大損すると。


短期利益のみの追求は、中長期の利益に劣る原則。




自己の家畜化とは?

 先の家畜人間(家畜小屋)へ自ら進んで堕ちる状態。それは以下と説明。


映画・音楽・人生を愉しみ、誇り高く生きていけるのに、“愉しむ”事を止め、“誇り”を捨てて、マウントを取る等の目先の利益だけを追求する人生を選ぶ事

コスパ(タイパ)至上主義者を藤井教授は「究極のリスク回避人間。」と断じた。わざわざ自身を家畜化する理由も下記動画にて説明している。



尚、岸田文雄(丁酉)総理も米国の家畜化していると断じた。当日のゲストは自民・萩生田光一(癸卯)政調会長だった。


 

画像:【東京ホンマもん教室】“家畜化”する日本の総理~コスパ主義者の成れの果て~/TOKYO MX

bottom of page