
【経済・社会報道】 メタ(NASDAQ: META)は、令和五年七月五日(米国時間)に、Instagramチームが開発したテキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」の初期バージョンを発表した。
開始五日で一億人が登録。
「Instagram」のアカウントを使ってログインできる。報道現在で、iOSとAndroid向けに百ヶ国以上で提供。対象国のユーザは、AppleのApp StoreとGoogle PlayストアからアプリをDLできる。
年初来からの株価は、三倍を目指す程の上昇トレンド。
<Gmailに同じスレッド機能>

以下が、Thredsの特徴。
機能がTwitterに似ている
「スレッド機能」で、過去の投稿に投稿を重ねるコトが容易;Twitterには「リツイート」があるものの、過去の投稿を探すのが大変
文字数=五百文字
写真=十枚
動画=五分まで
リンク可
InstagramIDで情報を引き継げる;Instagramフォローと同アカウントのフォローを選択可
下書き不可
DMやハッシュタグ機能はナシ
自身を「メンション(@+ユーザ名)」できる人やThreads上で自身へ返信できる人を管理可
「非表示ワード」を設定可;そもそも「ポルノ」コンテンツが無い
Twitterよりも治安が良さそう
同社は「Instagramの強みを活かしながら、更にテキストでの共有を取り入れたのがThreadsです。」と説明する。

子どもの安全性
十六歳未満(一部、十八歳未満)のユーザは、Threadsに参加すると、デフォルトで非公開アカウントに設定。スクリーンリーダーのサポートやAIが生成する画像説明等、Instagramで利用可能なアクセシビリティの主な機能は、Threadsでも有効。
アプリ内のコンテンツとインタラクション(相互作用、タップ等からの応答)は、Instagramのコミュニティ ガイドラインを適用。平成二十八年よりユーザ保護の為に二.三兆円以上を投資済み。
また、Threads上のオーディエンスにつき、利用者がより自由に管理できる様に取組んでいく。
<今後の予定>

今後、フィードに表示する「お薦めコンテンツ」の改善や「検索機能(トピック・トレンドを随時フォローできる)」等、ユーザが自身の興味関心に近い投稿やクリエイタを発見し易くなる新機能を導入する予定。
また、オープンで相互運用可能なソーシャルネットワークがネットの未来を形作ると考えており、Threadsも近い内に互換性を持つようになる予定(オープン・ソーシャル・ネットワーキング・プロトコル「ActivityPub」)。
これにより、殆どのソーシャルアプリでは不可能な、新しいタイプの繋がりが生まれる様になる。
「Mastodon」や「WordPress」等、ActivityPubをサポートする他のアプリと相互運用が可能になる。「Tumblr」を含む他のプラットフォームも、将来的にActivityPubをサポートする計画を既に発表済み。
アカの有無に左右されない
Threadsの利用を止めた後、自身のコンテンツを他サービスへ移行するオプションも提供予定で安心。
更に今後は、互換性アプリのユーザであれば、Threadsアカウントを不所持でも、Threads上で他人のフォロー・交流を可能(或いはその逆)にし、多様で相互接続されたネットワークの新時代を先導するものと、同社は考えている。
それは、Threads上で「公開アカ」ユーザは、他のアプリからも自身の投稿が閲覧できるコト。「非公開アカ」のフォローリクエストは承認制。
開発者向け
開発者は、他のオープン・ソーシャル・ネットワークへ簡単にプラグインできる新しいタイプの機能やユーザ体験を構築できる。イノベと実験のスピードを加速できる。
各対応アプリは、独自の「コミュニティ基準」や「コンテンツ モデレーション ポリシ」を設定できる。人々は自身の価値観に合致したプラットフォームを、自由に選べる。
同社は、電子メールやウェブそのものを管理するプロトコルに似た、この「分散型アプローチ」が、オンライン プラットフォームの将来において重要な役割を果たすと信じている。
画像:Google、Meta Platforms, Inc