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新「宇宙基本計画」「宇宙安保構想」を決定|『宇宙戦略開発本部』


宇宙安全保障構想

【軍事報道】 岸田総理(丁酉)は、令和五年六月十三日に総理大臣官邸にて第二十八回『宇宙戦略開発本部』を開いた。


新たな「宇宙基本計画」と「宇宙安保構想」を決定した。


軍事は陸海空だけでなく、宙情電(宇宙・情報空間・電磁波)の六領域に拡がっている。新計画・構想は日本の防衛上、重要である。




<スペース・トランスフォメーション>

 新計画では、宇宙空間というフロンティアにおける活動を通じてもたらされる経済・社会の変⾰(スペース・トランスフォメーション、SX)が世界的な蜿(ウネリ)となっている中、我が国の宇宙活動の⾃⽴性を維持・強化し、世界をリードしていく事が必要と訴える。


市場規模は、「宇宙産業」を⽇本経済における成⻑産業とする為、三年前の倍である八兆円を目指す。以下が、⽬標と将来像。


  1. 宇宙安保の確保

  2. 国⼟強靱化・地球規模課題への対応とイノベの実現

  3. 宇宙科学・探査における新たな知と産業の創造

  4. 宇宙活動を⽀える総合的基盤の強化



宇宙安保の目標

 宇宙安保構想では、目標を記した。


我が国が宇宙空間を通じて国の平和と繁栄、国民の安全と安心を増進しつつ、同盟国・同志国等と共に、宇宙空間の安定的利用と宇宙空間への自由なアクセスを維持する事。

以下が三アプローチ。

  1. 宇宙からの安保;安保の為のシステム利用の抜本的拡大

  2. 宇宙における安保;宇宙空間の安全且つ安定的な利用の確保

  3. 宇宙産業の支援・育成;安保と宇宙産業の発展の好循環の実現

 

 


画像:資料2 宇宙安全保障構想(案)の概要/内閣府

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