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第二十九回『日EU首脳協議』共同声明

【政治・経済報道】 岸田総理(丁酉)は、令和五年七月十三日にベルギー王国・ブリュッセルにてシャルル・ミシェル「欧州理事会」議長とウルズラ・フォン・デア・ライエン「欧州委員会」委員長とで『日EU(欧州連合)定期首脳協議』を実施し、共同声明を発出。


三者で記者会見に臨んだ。


欧州理は、EUの政治的な最高意思決定機関。EU加盟国首脳、欧州理事会議長、欧州委員会委員長から構成される。EUは、日本産食品への輸入規制の撤廃を決定。福島等の被災地復興の一助となる。


岸田総理は、EUが「インド太平洋」への関与を強めている事を歓迎した。以下は共同声明の骨子。



平和・安保・法の支配

  1. 露鳥戦争;対露非難、ウクライナへの支援を継続、更なる制限措置を含め対露圧力を維持・強化、ゼレンスキー統領の努力を支持、脆弱な国等へ負の効果への対応を継続、ロシアによる核兵器による威嚇・使用への反対、黒海穀物イニシアティブの継続支持

  2. 北朝鮮;不法なミサイル発射及び核開発を非難、安保理決議の遵守、CVIDの実現、拉致問題の即時解決要求

  3. 自由で開かれたインド太平洋(FOIP);FOIPの重要性、ASEAN及び太平洋島嶼国との協力

  4. 中国;建設的且つ安定的な関係構築、グローバル課題や共通利益での協力の重要性、香港及び新疆の人権含む意見交換、尖閣諸島周辺を含む東シナ海・南シナ海情勢、台湾海峡の平和と安定の重要性、両岸問題の平和的解決

  5. ミャンマー情勢、アフガニスタン情勢、イラン情勢

  6. 核軍縮・不拡散;NPTを含め国際的不拡散・軍縮体制支持、軍縮不拡散教育と被爆地訪問の重要性、「ヒロシマ・アク ション・プラン」を歓迎、中国の不透明な核開発懸念、中露の実質的な関与慫慂(ショウヨウ)、輸出管理レジーム等支持

  7. 安保面での日EU協力;外相級の日EU戦略対話の立上げ、海洋安全保障、サイバ、ハイブリッド脅威、軍縮不拡散等での安保パートナシップ促進、海賊対処共同訓練に係る取決め歓迎、ESIWA協力強化を歓迎

  8. 災害対応、人権分野での日EU協力



繁栄と経済的強靱性、経済安保

  1. 日EU・EPAの着実な実施;地理的表示(GI)の追加、政府調達、洋上風力発電を含む

  2. 日EU産業協力;日EUビジネス・ラウンドテーブル

  3. 経済安保;強力なサプライチェーン構築に協調、戦略的依存を低減、非市場的政策と慣行、経済的威圧等に対応

  4. 半導体に関する協力覚書;サプライチェーンに関する早期警戒メカニズム等

  5. 衛生植物検疫措置(SPS)

  6. 日EU・EPAデータフロー規定交渉、日EUデジタル貿易原則、信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)

  7. WTO;WTO改革を含む第十三回「WTO閣僚会議」に向けた取組みの支持

  8. EUによる日本産食品輸入規制措置の撤廃



デジタル・エネ・グリーン転換

  1. デジタル・パートナシップ、5G、G7広島AIプロセス

  2. グリーン・アライアンス、エネ協力;目標達成に向けた多様な道筋を認識、COP28へストックテイク含め協働、ハイレベル対話を実施、アンモニア含む再エネ協力強化、バッテリ サプライチェーンの協力強化

  3. 水素協力;協力覚書を歓迎、水素市場促進・協力促進・政策対話強化の実施計画を策定、実施状況を首脳に報告

  4. サプライチェーン強化;RISEに基づく協力の重要性

  5. ALPS処理水の発出;廃炉への着実な取組と科学的根拠に基づくIAEAとの透明性のある取組みを歓迎、七月四日の「IAEA包括報告書」の発出を歓迎

  6. 生物多様性、プラスチック汚染、LNG(グローバル・メタン・プレッジ、LNG産消会議、IEAでの協力)

  7. 海洋;IUU漁業、南極の海洋生物資源の保存に関する委員会、生物多様性保全及び持続可能な利用



持続可能な連結性

  1. EUグローバルゲートウェイ、日本開発協力大綱、G7グローバル・インフラ投資パートナシップの下に協力強化

  2. 日EU連結性パートナシップに基づき、アジア・アフリカ等において協力

  3. 西バルカン、東方パートナシップ、中央アジアにおける協力

  4. デジタル連結性に関する協力;国際海底ケーブル協力覚書、北極海ルートによる協力拡大の潜在性

  5. 二国間航空協定に関する日EU協定、ワンストップサービス



科学・技術開発・その将来

  1. ホライズン・ヨーロッパ準加盟に関する継続的意見交換、幅広い分野での研究開発協力にコミット

  2. 欧州委「共同研究センタ」と「科学技術・学術政策研究所」との協力取決め

  3. 宇宙協力;衛星データの相互共有・利用促進の為の協力取決め、宇宙交通管理やデブリ軽減等での協力強化



保健・公衆衛生上の緊急事態対応

  1. 保健関連SDGs及びユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成

  2. WHO強化;WHO CA+交渉の妥結に向けて協働、MCM調整メカニズムに関する協働)、パンデミック基金

  3. ワンヘルスアプローチの推進、G20及びG7を踏まえた財務・保健での協働強化


 



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